黒にんにくが疲労回復に良いとされる理由とは

疲労回復を目的に黒にんにくを食べている人が多いと聞きますが
なぜ、黒にんにくが効くのでしょう。

今回は、黒ニンニクと疲労回復の関係性について説明していきます。

そもそも疲労とは?

疲労とは、医学的には“痛み”や“発熱”と並ぶ生体アラームの一つ。

脳以外の身体(末梢)、すなわち筋肉などに由来する疲労感覚を感じる末梢性疲労と
脳が主体となって疲労を感じている中枢性疲労に分類されます。

ウサギ跳びやスクワットのような激しい筋肉運動を行った場合以外の、日常的な疲れは、中枢性疲労にあたります。

つまり、「体が疲れている」と感じていても、その疲れの正体は、実は「脳の疲れ」のことが多いのです。

デスクワークをすると目が疲れたり、肩が凝ったり
また、運動後の疲労も、
脳が、“これ以上仕事や運動などの作業を続けると体に害が及ぶ”という警報(生体アラーム)として疲労を感じている

疲労を感じる原因やメカニズムは?

エネルギー不足

1つは、単純にエネルギー源(食事)の不足です。
食事により十分なエネルギーの摂取が行われないと、疲労が起こりやすくなる。

ただし、栄養供給が十分な日本においては、次の原因による疲労がメインでしょう。

活性酸素による酸化ストレス

生体機能を維持するために常に働いている自律神経においては、大量の活性酸素が生じます。
脳内で発生した活性酸素は、筋細胞や神経細胞を攻撃する。

細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアを傷つけ(酸化させ)、さびつかせてしまう。
この、酸化ストレス状態での、細胞やミトコンドリアのダメージが疲労を引き起こすのです。

にんにくの疲労回復パワー

「黒にんにくはどこが優れているのか?」

S-アリルシステインには高い抗酸化作用がある

それはS-アリルシステインという成分を含んでいる点です。S-アリルシステインは黒にんにくを熟成させる過程で生成される成分なので普通のにんにくにはほとんど含まれていません。つまり黒にんにく特有の成分といっていいでしょう。

このS-アリルシステインには高い抗酸化作用があると考えられており、活性酸素を抑え酸化ストレスの高い状態にならないようバランスを保つ働きをしています。黒にんにくは通常のにんにくの成分に加えこのS-アリルシステインを含むため、より高い抗酸化作用が期待できるのです。

アルギニンにも疲労回復効果が!

アルギニンは、脳下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を促す効果があります。アルギニンとプラセボの摂取者を比較した所、アルギニン摂取者で夜間の成長ホルモン分泌が高くなる事が報告されています。。成長ホルモンは病気への抵抗力を高めたり、創傷を早く治癒させる、タンパク質合成を促進させるなどの効果があります。

アルギニンは十分量が体内で作られ、成長ホルモンは代謝、筋肉疲労の回復、肌の健康維持を助けます。

アルギニンはTCA回路(エネルギー代謝システム)でエネルギーを効率よく生み出し、疲労の回復を早めます。

脳疲労は細胞呼吸や消化など代謝活動によって発生するアンモニアが原因です。
アルギニンは肝臓内の尿素回路の働きを高めて、アンモニアを尿素に変えて、体外に排出する作用を早めることにより、疲労回復の効果を発揮します。